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会長挨拶

滋賀県病院薬剤師会  会 長  寺田 智祐

 滋賀県病院薬剤師会は、日本病院薬剤師会や滋賀県薬剤師会など関係諸団体との連携を図りながら、滋賀県内の病院・診療所勤務薬剤師の職能の充実と後進の育成に努めています。平成27年4月には、任意団体から一般社団法人に移行し、その社会的役割の重さを、会員一同ひしひしと感じているところであります。

 このような一般社団法人への移行を見据えて、平成26年度より組織体制の一部変更を行い、個人(薬剤師)あるいは組織(薬剤部)として、さらにレベルアップする活動を展開しています。簡単に組織体制の紹介をしたいと思います。学術部では、会員の学術活動全般をサポートする学術委員会に加えて、がん、感染、精神の分野で、より専門性に特化した委員会活動を行っています。教育研修部には、卒前卒後教育委員会と研修管理委員会があり、前者では、実務実習関連のマネジメント、2年目の薬剤師を対象にしたフォローアップセミナー、また中堅薬剤師を対象にしたファーマシーマネジメントセミナー等を開催しています。後者では、平成27年度からスタートした日本病院薬剤師会の新研修制度に対応した、研修の管理業務を行っています。また、薬事部には、医療安全委員会、薬剤業務委員会、中小・療養・診療所委員会、地域連携委員会を設置し、単施設では対応困難な業務上の問題点について、情報共有や対応策を検討しています。また、広報部には、出版委員会と情報システム委員会が設置され、広報活動に留まらず、薬剤業務におけるICTの利活用についても検討を進めています。

 さて、日本は、超少子高齢化という世界のどの国も体験したことのないステージに突入しており、団塊の世代が75歳を超える2025年までは、既に10年を切っています。その時には、社会保障、医療財政、医療提供あるいは各医療職の役割も大きく変化し、既存の概念では捉えられないような状況になっているかもしれません。平成26年度の診療報酬改定時には、「病院完結型」から「地域完結型」というキャッチフレーズが打ち出されました。近年、病院薬剤師はチーム医療・病棟業務など院内における職能展開に注力してきましたが、「病院完結型」から「地域完結型」という言葉の意味することを考えると、今後は、入院中の薬物療法だけでなく、外来あるいは入院前・退院後の薬物療法に、積極的に関わっていく役割が求められことが予想されます。

 そのような状況に対応するため、本会では、平成26年度に県内統一書式の施設間情報連絡書(トレーシングレポートを兼ねる)と、その運用の手引きを作成し、平成27年度より運用を開始しました。施設間情報連絡書は、病院・診療所、あるいは病院・薬局の間で患者情報を共有する仕組みであり、滋賀県薬剤師会も、本連絡書の作成や運用に継続的に関わってきました。これらの紙ベースの仕組みは、滋賀メディカルネットなどのICTインフラが順調に稼働するまでのつなぎかもしれませんが、有効に利活用することによって、施設関連携における薬剤師の意識が大きく醸成されるだけでなく、地域における薬物療法の質的向上に大きく寄与することが期待されます。

 最後になりますが、現在、滋賀県病院薬剤師会には、約60の施設と約400人の会員が在籍しています。施設の形態・規模、あるいは薬剤師としてのキャリア・職位など様々ですが、全会員が充実した薬剤師人生を送れるように、役員一同、精一杯の努力を重ねていきたいと思います。このような活動が、最終的に、滋賀県民の皆様の健康や福祉の向上に繋がっていくことを、願って止みません。

滋賀県病院薬剤師会